 2007年2月5日放送 
正司歌江
叶和貴子 奈美悦子 磯野貴理 |
 金 武英［内科・循環器科：梅丘内科 院長］ 南淵明宏［心臓血管外科：大和成和病院 心臓病センター長］ 秋津壽男［内科：秋津医院 院長］ 新見正則［血管外科：帝京大学医学部附属病院 助教授］ 森智恵子[皮膚科・産婦人科：シロノクリニック恵比寿本院 副院長］ 南雲吉則［乳腺専門：ナグモクリニック 院長］ 山中寿［リウマチ科： 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ通風センター 教授］ 内田詔爾［リウマチ科：内田クリニック 院長］ 篠原佳年［開業医：わいわいクリニック 理事長］ |
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耐えられない関節の痛み。しかし、病気の原因はいまだハッキリしないまま。
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関節リウマチとは？ 炎症によって手足の関節が破壊されてしまう病気。 本来は人間の体を守る免疫。それが異状を起こし、関節の中の滑膜 (かつまく)を攻撃。 その結果、関節が腫れ、激しい痛みを引き起こす。 炎症が続くと滑膜が厚く腫れあがり、やがて軟骨や靭帯をむしばみ、 さらに進行すると骨そのものまで溶かしてしまう。
関節リウマチは「主婦の病」リウマチ患者のおよそ8割が女性。（「2005年リウマチ白書」より） またリウマチと診断された年齢で多いのは30代から50代。 女性が家事や育児あるいは仕事で最も忙しい時期に診断されることが多く、いわば、主婦の病気と言える。 |
リウマチの初期症状
リウマチの初期症状として最も多かったのは、手の足などの「関節の痛み」。 しかし、何気ない症状のため見過ごしがちだとも言えます。
リウマチの早期発見チェック法リウマチは早期発見早期治療が肝心。 専門医によれば以下の３つの項目が、特に早期に現れる症状だと言います。 1.朝、手の指・手首の“こわばり“が30分から１時間続く 2.指の第二・第三関節が腫れる 3.関節が同時に３ヶ所以上腫れる 主婦ならではのチェック法として、「指が腫れて指輪が入らない」、 「包丁で硬いものが切れない」ということが発見につながることもあるそうです。
リウマチが発症したきっかけ原因がいまだはっきりしないリウマチですが、 その発症の促したきっかけを100人の患者の皆さんに聞いたところ、 以下のような証言が複数見受けられました。 ○ 出産 ○ 仕事の悩み ○ 肉親の介護や死 「生活のストレス」がリウマチ発症の引き金になっているようです。
リウマチになって辛かったことリウマチの辛さは、いずれもその患者さん本人でなければわからないもの。 患者さんは痛みの苦しみ以外にも、以下のような経験と闘っています。 ○ 治らない病気と言われた ○ 子育てができない ○ 痛みをわかってもらえない ○ 同情された ○ 怠け病と言われた （番組100人アンケートより）
叶和貴子さんが出会ったリウマチ専門医篠原佳年 （しのはら よしとし） 医師 わいわいクリニック リウマチの苦しみに悩む叶和貴子さんに希望を与えた熱血医師。 リウマチ患者の治療に取り組んで25年。 患者１人１人の心のケアを心がける治療を信条にする篠原医師の元には、 全国各地から患者が訪れています。
叶和貴子さんが出会った靴職人＆お店“マスター オブ シューフィッター”
久世 泰雄（くぜ やすお） さん 久世さんは、マスターオブシューフィッターという、足に関して整形外科の知識を持つ靴職人の一人。 久世さんが働く靴店「アルカ」は、靴の販売以外に、リウマチや外反母趾など足の悩みを抱える方でも、靴が楽に履ける中敷を作ってくれるお店。
リウマチ治療の病院紹介1.「痛みのないリハビリを目指す」リウマチ専門病院 福原病院 （東京・下北沢） リウマチ専門病院として、１日に100人ものリウマチ患者が訪れている。 リウマチの、関節が固まってしまう症状を防ぐのに効果的なリハビリテーションに 最も力を入れている病院。 ★充実したリハビリ施設の中には、国内でも珍しい温水プールがあります。 プールの中では、普段痛みがあって歩けない患者さんも、水中の浮力で楽に歩くことができ、 関節を動かすことに加えて、筋肉を弱らせないためにも自分の足で歩くことが大切だといいます。 2.「最先端の薬治療」を受けられる病院 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター （東京・新宿） リウマチ専門医としてスタジオ出演していただいた山中寿医師が務める、 日本最大の患者数を受け入れる病院。 リウマチ治療の新薬「生物学的製剤」による治療が受けられます。 ★生物学的製剤とは、生物が作り出したタンパク質などを利用した薬剤。 従来の薬より、リウマチの痛みを和らげ、関節の変形を抑える効果があると言われています。 |
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