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４人分

れんこん中1節　にんじん1本　ごぼう1本　そぼろ［豚ひき肉150g　高菜古漬け（刻んで）1カップ　しょうがのみじん切り大さじ1　赤とうがらしのみじん切り2本分　粉山椒大さじ2/3～1　ごま油大さじ2　しょうゆ大さじ1.5］　●揚げ油

れんこんとにんじんは皮つきのまま乱切りにする。ごぼうは土を落とす程度に軽くこすり洗いし、乱切りにして水にさらす。
揚げ油を熱し、の根菜を入れて素揚げにする。
そぼろを作る。フライパンを熱してごま油を入れ、ひき肉をカリカリになるまで炒め、しょうゆを加えてよく炒める。高菜漬けを加えて混ぜ合わせ、火を止めてからしょうが、赤とうがらし、粉山椒を加えて混ぜる。
とを混ぜ合わせて器に盛る。
（297kcal／塩分2.8g）

【memo】揚げ根菜に里いもを加えてもよい。

４人分

ほうれんそう1把　生しいたけ6個　煮物だし［かつおだし2カップ　塩小さじ2/3　しょうゆ小さじ2　酒小さじ1］　●塩

ほうれんそうは熱湯に塩少々を加えてゆで、水にとって水けを絞り、4cm長さに切る。
しいたけは石づきを落として4つに裂く。
煮物だしの材料を合わせて煮立て、しいたけを入れ、煮立ったらほうれんそうを加えてさっと煮る。
（28kcal/塩分1.6g）

※表示のエネルギー（kcal）、塩分（g）は1人分の計算です。

○花粉症にならない工夫

  花粉症という言葉を耳にするようになったのはいつ頃からだったでしょうか？　一昔前は、杉の木に囲まれて暮らしていても花粉症になったなんて聞いたこともなく、鼻水ズルズル、目はショボショボ、ティッシュペーパーをいっときも手放せないような気の毒な人を見たこともありませんでした。
  地球環境が変わったことも要因のひとつとかいわれますが、大切なのは免疫力をつけることと聞きました。
  それにはバランスのよい食事をとることが先決ですが、発酵食品を常食することも効果があるそうですね。例えば、ヨーグルトとかぬかみそ漬けなどのお漬物、それも醗酵して少し酸っぱくなった古漬けがおすすめとのこと。
  そこで、今月はわが家で人気の古漬けを味つけのアクセントにした肉そぼろをご紹介しましょう。2月も過ぎると、秋口に漬け込んだ菜類も古漬けになり、なんともいえない風味が出てきます。これをたっぷり使うのです。肉そぼろには、食べごろの根菜類をシンプルに素揚げにして合わせます。古漬けは高菜を使いましたが、広島菜や野沢菜、白菜漬けなど、手に入るものでかまいません。
  ヨーグルトはいろいろなタイプのものがありますが、私はとろっとしてシンプルなものに、ジャムやはちみつ、メープルシロップなどをかけていただくことが多く、料理にはあまり使いません。ストレートなほうが飽きずにおいしくいただけるように思います。
   毎日の暮らしの中で、花粉症にならない対策はあるのでしょうか？

  実は、花粉症は昔からあるのです。
  現在日本人の2/3が潜在患者で、その半分が発症しているといわれています。
  花粉症は本来無害なスギ花粉に対して、体の免疫システムが過剰に反応することにより起こります。鼻に異物が入ると鼻水で洗い流し、くしゃみで吹き飛ばすのは正しいことなのですが、それが暴走してしまうと花粉症になるわけです。
  免疫のかなめはリンパ節、扁桃腺、胸腺ですが、もうひとつ「腸」が大切なのです。腸内の状態が悪いと免疫のバランスがくずれます。それを整えるためには乳酸菌がベストで、乳酸菌を多く含むプレーンヨーグルトやぬか漬けなどの漬物の効果が注目されているのです。

シンプルでおいしい有元流の家庭料理の人気は老若を問わない。作りやすさが最大の魅力。2008年に東京・玉川田園調布に新しいスタジオと店をオープン。食をたのしむことへの意欲はつきない。近著に「有元葉子ふだんのおかず12か月」（家の光協会）などがある。

東京都品川区戸越・秋津病院院長。専門は内科、循環器科、アレルギー科。2006年からテレビ東京「主治医が見つかる診療所」にレギュラー出演。「病気にならない新常識72」（法研）など著書多数。有元さんとはワインや旅を一緒に楽しむ仲間でもある。

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